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染の小道 | April 19, 2024

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「染の小道2013」開催記録:道のギャラリー編2

「染の小道2013」開催記録:道のギャラリー編2

今年も法華宗獅子吼会では文化学園大学造形学部テキスタイルワークコースによる学外卒業研究展が行なわれました。
入口には同学部の学生さんによるのれん「天衣獅子丸」が威風堂々と風にたなびいています。
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配色も美しく、趣があり、シブくて、カッコいい!!
入口にとてもマッチしています。

中に入ると、4年生による展示。
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見事な型染めの着物や浴衣のほか、パイル織りの室内装飾やフェルトのキャラクターなど、個性豊かな作品が楽しげに並んでいます。

会場では生徒さんによるワンコイン型染め体験も!
100枚くらいある型の中から型紙を選んで、好きなように配置できます。
こちらが見本です!
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ちなみに、彼女が入口ののれんの制作者の一人、北田さんです。
先日ののれん制作ブログにも登場してくださっていました。
素晴らしいセンスと腕前です。

型染め体験は生徒さんたちが丁寧に指導。
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体験に参加した女性は、「やり始めるとハマりますね」と楽しそうでした。

同じ会場内にはおちあいあれこれによる「おちあい文化人マップ」の展示もありました。
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なんと71人もの文化人がこの近辺に住んでいたという!
中井・落合は染めの里だっただけではないのですね。

スワンベーカリーでは、24日(日)限定で「音の小道」を開催していました。
XUXU(シュシュ)、邦楽アンサンブル、あまのさくや、TE’TSUの4団体が無料ミニコンサートを行ないました。
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こちらは女性4名のヴォイスパフォーマンスグループ、XUXUのライブの様子です。
民謡からジャズまで様々なジャンルの音楽を声だけで表現していて、スワンベーカリーの美味しいパンとコーヒーの香りとともに、優しくて和やかな時間が過ぎてゆきました。
午後からのライブもずっと大盛況だったようです。

初日に登場していたウナギイヌは、最終日も元気に営業(笑)していました!
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フジオプロの前でファンに囲まれています。
そのフジオプロには今年も赤塚不二夫マンガのキャラクターのれん!
中村友思さんによる「祝50周年 第2弾」です。
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走り回るおそ松くんを手描き友禅で丁寧に描き上げています。
ブルーが清々しいですね!
今年もグッズ販売を行ないました。

ランチタイムには中井が誇る洋食の店 ぺいざんに長蛇の列!
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赤塚不二夫氏も通っていた名店で今回初参加!
かかるのれんは松綱染工所による江戸小紋「流れ短冊」と最強な組み合わせですが、のれんが若干影に紛れてしまっております。。。
行列している皆さん、江戸の粋が詰まったのれんを、どうぞじっくりご堪能のほど!!!

お肉屋さん、松喜商店はのれんのダブル展示!
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左が昨年の工藤博さんによるのれん「元気いっぱい空の旅」で、右が今年の永原リタさんによる「もうすぐ春」です。
昨年ののれんをお買い上げいただいており、今年も展示してくださいました。
嬉しい光景です。

銭湯、ゆ~ザ中井前には中野史朗さんによる大型のれん「和更紗復元」。
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何枚もの型を組み合わせて繊細な柄を描き出しました。
職人技が光ります。
優しい色使いが、湯上りのお客さんをほっと癒しそうです。

不動産屋さん、アリスエステートの前には堀尾志歩さんによる「芙蓉」。
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抑制の効いた色使いで、とてもシックなのれんが出来上がりました。

美容室 Kalimaには文化学園大学のウエディーさんによるのれん「あまいろの髪の乙女」がたなびいています!
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髪の毛を思わせる曲線を描いた布の上に、透ける薄い布を被せて、淡く優しい色合いを表現しました。
まさに「あまいろの髪の乙女」というタイトルにピッタリのアイデアのれんです!!

中では安達奈津子さんによる着物のリメイク服と和装髪飾りの展示を行なっていました。
ちょうど外国人のお客さまがご来店!
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3年連続で「染の小道」に来てくださっているそうで、ご自身も墨染めと魚拓をするとか。
「とても楽しんでいます」とポーチを購入されました!

繊細なのれんは、コーヒーショップ館の入口にも!
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小川学さんによる「YAKATA」です。
ものすごく細かい線で、鎧や兜を思わせる、いかつい柄を表現しています。
型染めと思えぬ繊細な線で、見る者を圧倒します!

ハドソンANTIQUESには、茂木令子さんによる紅型のれん「山並と青海波」。
あたたかみのある色調に思わず和みます。
お店のご主人と一緒にパチリ。
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こちらはアンティークのお店ですが、「染の小道」期間限定で発売するオリジナルスコーンが大好評!
初日に多数予約が入ってしまい、2日目の土曜日はお昼の12時ですでに完売状態に。
「今年はパンフレットに電話番号を載せたら、その反響がすごかったです」とご主人もご満悦。
「街おこしとして、いいイベントだと思います」と、応援のコメントを寄せてくださいました。

鈴屋洗張店の前には萬川晶子さんによるのれん「FLOWERS」が掛かっていました。
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こちらは年末に行なわれた新宿区主催の体験型教室に参加した生徒さんの作品です。
その制作ブログはこちら
完成したのは、少し退廃的な色使いのアネモネの花。
夢幻な雰囲気が広がっています。

前日から湯浅佳子さんののれん「ALOHA」を飾ってくださっていたA.S.Pでは、紙のアクセサリーと器の販売をしていました。
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アクセサリーと器のほかに、のれん作家さんによる絵葉書とクッキーの販売もされていました!
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のれんと連動して、ハワイのレイ(花輪)がモチーフになっており、とても可愛らしいです。
最終日の午後で、もう残り僅か!
利益の一部を東日本大震災の被災者支援に役立てるそうです。

様々なお店で様々な催しが行なわれた“道のギャラリー”の記録、まだまだ続きます! (by 記録班)